SMARTvector shRNA Lentiviral Particles

Thermo Scientific SMARTvector shRNA Lentiviral Particle は、ターゲット遺伝子のshRNA となる遺伝子配列をパッケージしたレンチウイルス粒子です。ご希望のターゲット遺伝子に対応したウイルス粒子として提供されますので、パッケージング等の操作なしで簡単に実験を進めることができます。shRNA はノックダウンを最大化するように配列デザインされており、高タイター(10 の8 乗以上 TU/ml)、高品質のウイルス粒子です。

#本製品はカルタヘナ法「遺伝子組み換え生物等の第二種使用」に該当します(情報提供シート)。製品の購入使用にあたりましては所属機関の遺伝子組み換え実験委員会や関係省庁へ事前に確認してください。

特長

  • Ready-to-use のレンチウイルス粒子を用いることにより簡便なshRNA 実験を実現
  • ウイルスベクターにより従来トランスフェクション困難だった細胞へも導入可能
  • 安定発現shRNA による継続的なノックダウンを実現
  • Dicer でプロセシングされやすく高い機能性を持ったshRNA 配列デザイン
  • turboGFP の同時発現により導入細胞が一目瞭然
  • 安定細胞株クローニングのためのpuromycin 耐性遺伝子

齧歯(げっし)動物、特にマウスの細胞へ遺伝子導入する場合、導入するのが難しい場合があります。ヒト細胞と比べると、マウス細胞へのウイルス導入は強い感染力のある濃縮したウイルス・ベクターを用いてより長い時間インキュベーションしなければならないこともあります。そのため、抗生物質を用いてウイルス感染した細胞を選択的に濃縮することも、効率的に遺伝子発現を抑制させた細胞を得るための方法としておすすめします。

SMARTvector による遺伝子発現抑制のメカニズム

SMARTvector による遺伝子発現抑制のメカニズム イメージ図
  • レンチウイルスベクターが細胞表面に結合し、細胞内へRNAを導入します。
  • 細胞質内でウイルス遺伝子が逆転写反応によってRNAから作られます。
  • 転写されたDNAが宿主の核に取り込まれます。
  • 核に取り込まれたDNAが宿主のゲノムDNAの中に取り込まれます。
  • ゲノム内に取り込まれたベクターが安定して発現し、shRNAによってノックダウンが起こります。

ホストゲノムへのSMARTvectorの遺伝子挿入によって、長期の遺伝子ノックダウンが実現できます。また、SMARTvectorはウイルス粒子として販売しておりますので、すぐに実験ができ、非常に高い遺伝子導入効率が得られます。他のレトロウイルスベクターとは異なり、レンチウイルスベクターは非分裂細胞へも感染します。そのため、初代培養細胞・ES細胞・神経系細胞・血球系細胞へも遺伝子導入が可能です。

SMARTvectorが感染した細胞のGFP蛍光画像

SMARTvectorが感染した細胞のGFP蛍光画像

SMARTvectorにはTurboGFPレポーター遺伝子が含まれており、10の8乗以上の高タイターですぐに使用できるパッケージで提供しているので、実験の条件検討が簡単にできます。上記の実験は、2 x 10の4乗/ウェルの細胞にSMARTvector GAPD Lentiviral Control Particles(製品コード番号S-001000-01)をDose Dependentに感染させ、感染後72時間に蛍光顕微鏡でGFPを観察した。その結果、感染するウイルスの数が多いほどGFPを発現する細胞が増加することが分かる。

製品注文方法(ユーザー登録)について

 Thermo Scientific Dharmacon RNAi製品のご注文にはユーザー登録が必要です。未登録の方は、ユーザー登録ページを参照の上、ユーザー登録を行なってください。 不明な点は、お気軽に弊社バイオサイエンス事業本部営業部(TEL 03-5826-1655)までお問い合わせください。
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