RNAおよびsiRNAの濃度計算 FAQ
お客様からいただくご質問をまとめました。
その他ご質問などございましたら、
製品問い合わせ先ページよりお願いいたします。
Q1: RNAはどのように定量すればいいですか。
吸光度(260 nm) = ε x モル濃度(M) x 光路長(cm)
(ε: モル吸光係数は製品添付のProduct Transfer Formに記載しています)
この式からRNA溶液の濃度は次のように求められます。
モル濃度(M) = 吸光度(260 nm)/(ε x 光路長(cm))
10 mmセルで吸光度測定する場合には光路長は1に、2 mmセルで測定する場合には0.2になります。
Q2: siRNAストック溶液を調製するときのバッファー液量はどうなりますか。
siRNA製品はnmol量の乾燥ペレットとして出荷されます。
ストック溶液の濃度は次式の関係があるので、
ストック溶液濃度(µmol/L) = siRNAの量(nmol)/バッファー液量(µL)
この式から未知の値を求めます。単位は消し合うように計算します。
計算例: 20 nmolのsiRNAから50 µMのストック溶液を調製する場合のバッファー液量
a) 基本式は: (20 nmol)/ X µL = 50 µmol/L
b) 未知の値について変形すると: X µL = (20 nmol)(1 L/50 umol)
c) 単位を変換して: X µL = (20 nmol)(1 L/50 umol)(1 µmol/1000 nmol)(106 µL/1 L)
d) 目的のバッファー液量は: X (uL) = 400 (uL)
したがって、20 nmol のsiRNAを400 µLの1X RNase-free bufferで溶解すると50µMの溶液が調製できます。
Q3: siRNAストック溶液に含まれるsiRNAの量(µg)はどのように求めればいいですか。
初めにsiRNAのnmol数を求めます。
a) 式: Y nmol = (6 µL)(10 µmol/L)
b) 単位の変換: Y nmol = (6 µL)(10 µmol/L)(1 L/106 µL)(1000 nmol/µmol)
c) nmol数: Y nmol = 0.06 nmol
したがって、0.06 nmolのsiRNAがストック溶液6 µLに含まれます。
次に、nmolをµgに変換します。siRNAの分子量を使います。対象とするsiRNAの分子量が不明なときは、平均分子量13300 g/molを使ってもいいでしょう。
a) 式: Z µg = (0.06 nmol)(13,300 g/mol)
b) 単位の変換: Z µg = (0.06 nmol)(13,300 g/mol)(mol/109 nmol)(106 µg/g)
c) µg: Z µg = 0.798 µg, or 0.8 µg
したがって、10 µMのsiRNAストック溶液6 µLには0.8 µgのsiRNAが含まれています。
Q4: siRNAの量をnmol単位からµg単位に、あるいはその逆の単位量に変換するにはどうすればよいでしょうか。
分子量が分からない場合には、siRNAの平均分子量(13,300 g/mol)を使用することができます。
例えば、5 nmolのsiRNAについては、以下のような変換になります。
a) 式: X nmol = (5 nmol)(13,300 g/mol)
b) 単位の変換: X nmol = (6 µL)(10 µmol/L)(1 L/106 µL)(1000 nmol/µmol)
c) nmol数: X nmol = 66.5 µg
したがって、5 nmolのsiRNAは66.5 µgとなります。



